愚痴

愚痴をよく言ってる人っていますよね。
愚痴の対処法で色々調べてみたんですが、どれも「愚痴はいいことないから言わない方がいい」「愚痴を言う人に近づくな」といった内容ばかり。
まぁそれは仰る通りなんですけれどね。

だけど今回聞いてくれた方は、「職場の先輩」かつ「プライベートでも仲が良い」相手からの愚痴なので、距離を置くという選択肢は多分ないです。
このパターンだと調べても全然出てこないので、すみません、自分の考え書きますね!

愚痴のフロー

愚痴が起こる時の一連の流れを考えてみました。
ざっくり以下のような感じでしょうか。

不満がある
  ↓
愚痴を言う
  ↓
愚痴を聞く
  ↓
影響を受ける

フローを変える

簡単に言ってしまえば、このフローのどこか一箇所を変更してしまうことで、愚痴の影響を受けなくて済むと考えます。
以下のようなイメージです。

不満がある ⇨①不満をなくす
  ↓
愚痴を言う ⇨②愚痴を言わない
  ↓
愚痴を聞く ⇨③愚痴を聞かない
  ↓
影響を受ける ⇨④影響を受けない

誰要因か?

こうやって見てみると、①と②は愚痴を言う側の問題で、③と④は愚痴を聞く側の問題ですよね。
つまり愚痴を言う相手側を変えるか、自分を変えるか、現実的な方を選んで①〜④のどれかを実行できれば良いということになります。

①不満をなくす

不満の原因

その先輩の状況はわかりませんが、何故不満が起こっているのか考える必要があります。
「自己に対する不満」と「環境や他人に対する不満」との2つに分けるとしたらどっちでしょうか?

自己に対する不満であれば、自己嫌悪や承認欲求が満たされないなどが根底にあるのではないでしょうか。ここを会話の中で満たしてあげることができれば不満の原因解消に繋がります。

環境や他人に対する不満であれば、その先輩の環境や人付き合いを変えることが不満の原因解消になります。

不満の感じ方

ある事象に対してそれをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるか、これって人次第ですよね。
例えば道端に10円落ちていることに気づいて拾い、「10円得したラッキー!」と思う人もいれば、「自分の数秒が10円ごときに奪われた!キーッ!!」ってなる人もいると思います。(極端ですが)
もし不満の原因を解消できないのであれば、それを不満と感じないように、ポジティブに捉えるように導くことはできないか考えてみるのも良いと思います。

②愚痴を言わない

もしも不満の原因が解消困難で、しかもポジティブに捉えようのない場合は、それを愚痴にしないようにできないか考えてみます。

何故不満を愚痴にするのか

愚痴を言うのって大体、「解決してほしい」「共感してほしい」のどちらかだと思います。
「聞いてもらうだけでストレス発散」と言う人もいますが、聞き手がちゃんと自分の望むリアクションで聞いてくれなければストレスは発散しないので、共感してほしいってことになります。表情を一切変えず、相槌も打たず、黙って聞いてるだけだったら壁に向かって話してるのと一緒ですからね。

それから、その不満が先輩にとって「関心度の高い」ことだから愚痴を言います。不満があっても自分にとって関心の低いことだったら、わざわざ口に出さないですよね。消費税10%に不満をもつ人も多くいますが、飲みの席で消費税の不満よりも職場の愚痴が出てくるのは、そこまで消費税に関心がないからです。

解決してほしい人に

解決してほしい人への対応としては、「自分には解決できません無力です」アピールをすること。そうすれば、解決できない相手に何度も解決を求めて愚痴は言ってこないでしょう。

共感してほしい人に

共感してほしい人への対応としては、相手との関係性にもよりますが、「共感しない」方法があります。とは言ってもことごとく反対するのではなく、「自分鈍感だから何も感じたことないなー」とか、「その状況経験したことないから想像できないなー」とか適当に流す感じです。
相手の期待した反応をバッチリしてしまうと、愚痴がどんどん盛り上がるので、対立しない程度に盛り下げれば愚痴を言う側もつまらなくなるかもしれません。

不満へ関心を逸らす

相手にとっての不満よりも関心度が高くなる話題にして、愚痴を言わせない方法です。
今日は愚痴を言われそうだなと感じたらとっておきのビッグニュースで話題を逸らしたり、相手のポジティブなネタを引っ張り出して話題にしてしまう感じです。どうせ共感されるなら、ポジティブな話題の方がいいですからね。

愚痴やめたら?と提案してみる

関係性上かなりハードルは高いですが、相手のことを思うなら愚痴を辞めることを提案するのも一つの手かと思います。まぁけど職場の先輩に対して結構言いにくいですよね。

ちなみに自分は言いにくい相手に何かを提案するときは、架空の第三者を使います。「自分も友達に言われてやってみたら意外とよくて、、、」みたいな感じです。そうすると上から目線な感じではなく、同じ目線で話してる雰囲気になります。

それにしてもハードルは高いですよね。

③愚痴を聞かない

これは愚痴をやめない相手と距離を置くって方法です。今回のケースでは、相手との関係を考えると現実的ではないかなと思います。なので却下。

けど自分は愚痴を言う相手を変えるよりも、ポジティブな人と一緒にいることを選ぶタイプなので、自然と愚痴を言う人と距離を置くようになります。できることならこれがいいですよね。

④影響を受けない

今回の質問的にはここが一番知りたかった感じでしょうか。
影響を受けないって言っても「鬼のような精神力をもつ」みたいな話ではありません。悪い言い方をすれば、「自分にとってのその先輩の重要度を下げる」といった感じです。

拠り所を複数もつ

先輩の重要度を下げると言っても、先輩を軽蔑するとか、そういったことではありません。
自分が普段から意識してることの一つに、「所属コミニュティを複数もつ」があります。
例えば職場の人と退勤後もいつも遊んだり、休みの日も会いまくったり。みたいのはしないようにしています。仮に仕事が忙しくても、大学時代の友人とも遊ぶし、前職の人とも会うし、生まれ育った地元の友人とも会うし、習い事もできる限り複数掛け持ちするし、「自分の居場所はここだ!」って一箇所に決めないようにしています。

決めてしまうとそこで悩み事ができた際に盛大に悩んでしまうからです。所属コミニュティが1箇所の人がそこで嫌なことがあると、一日中悩みます。だけど3箇所均等に居場所があれば、悩む時間はきっと1/3くらいで済みます。悩む時間が短ければ、ネガティブな影響を受けずに、愚痴を聞いてあげることもできるかもしれません。

「最悪そのコミニュティに居場所なくなってもいいや」って楽観視することもできるかもしれません。楽観視した方が意外と上手く行くこともあります。

総括

相手か自分を変えて、愚痴の原因から影響を受けるまでのフローのどこかを断ち切りましょう。
相手が大事で長い付き合いになりそうなら、思い切って相手を変えてしまう方が、短期的には大変でも中長期的にはよいかもしれません。
その先輩がいてもいなくても、コミニュティ複数所属はおすすめです。

何も調査できなくて自分の考えばかりですみません。。。